2014年02月03日

NEC LL550/T 分解記録

久々更新の分解記録。
今回は液晶割れのノートPCを修理するついでに、割れたほうの液晶をできるだけばらしてみようと思う。

今回扱うのはNECのLL550/Tというモデル。Core2のP8600が搭載されたVistaのモデルとしては最終期に近い機種。メモリもDDR3。
IMG_0207.JPG
手順等は続きから。
作業の流れとしては、
1.底面のメモリ等がある部分のフタを外し、CPUクーラーとその配線を外す
2.底面に接続されているディスプレイと無線LANの配線を外す
3.ディスプレイ部分を固定しているねじを外す
4.キーボード上部のカバーを外し、裏側に伸びていた2の配線を引き出す
5.ディスプレイ部分を取り外す
6.ディスプレイのベゼル(枠)を固定しているねじを外し、液晶(パネル)部分だけを取り外す
7.液晶部分を交換
8.6〜1の工程を逆にたどって組み直していく


以上のようになる。液晶部分そのものの分解はおまけなので簡略化したうえで別記事に。
かかった時間は90分ほど。写真を撮りながらやったので、純粋な作業時間は1時間あるかないかくらいだと思う。ただし液晶パネルそのものの分解の時間は含んでいない。
3と4は順不同。作業がやりやすい方からでよい。

では詳細を。
1にあたるフタは底面にねじが2本留まっているだけなので省略。
外した状態がこちら。
IMG_0211.JPG
※プロダクトキー等を隠すため一部画像を加工しています。以降同様の加工画像あり。

メモリ交換はこれですぐできる。CPUに手を入れたい場合はCPUクーラーを外すこと。
今回の目的はディスプレイの交換なので、その配線を外さないといけない。
そのためにはCPUクーラーをまず外さないといけないので、ねじをいくつか外す。
IMG_0211-1.JPG
具体的には色付きの○で囲った部分のねじを外す。
色が違うものは長さが微妙に違うので、混ざらないように気を付ける。
赤丸の部分はディスプレイ部分を固定しているねじなので工程としては後でもいいが、ついでに外しておいてもいい。もちろん他の部分のねじと混ざらないようにすること。
とりあえずねじを外したら、CPUファンの配線を外す。そうしないとクーラーを外せない。
IMG_0212.JPG
このときついでに無線LANのカードにつながっている配線も外しておく。上からはめこんであるだけなので特に問題はないはず。
配線を外したら、下に引き抜くようにしてクーラーを外す。このとき無線LANカードの配線を外しておかないと引っかかってしまう。
CPUクーラーを外した状態がこちら。
IMG_0215.JPG
この画像で中央付近の○で囲んだ配線がディスプレイ部分のもの。外す時のためのベロがあるので持ち上げて慎重に引き抜く。
ここまででとりあえず底面の配線類は作業終了。側面にディスプレイ部分を固定しているねじがあるので外す。
IMG_0208.JPG
底面で赤丸をつけたねじよりこちらのねじの方が微妙に長いので、元に戻す際に間違えないようにすること。
このねじを外した段階でディスプレイを完全に開いておくこと。完全に開いた状態でないと次のカバーが外せない。
というわけで次はディスプレイ部分の固定金具を覆っているカバーを外す。
先ほど外したねじの上部にツメがあるので―のドライバーなどで外しておく。
そして表に戻るとカバーが若干浮いたようになっているので、
IMG_0209.JPG
浮いた隙間に左からドライバーなどを差し込んでてこの原理で持ち上げてやり、あとはそのままゆっくり持ち上げていけばいい。このカバーの部分にもスイッチ類の配線がつながっているので、勢いよくやると配線がちぎれてしまう場合があるので気を付けること
このような形になればOK。
IMG_0210.JPG
外したカバーをキーボードの方に裏返すと下にディスプレイ部分の配線が見える。
IMG_0239.JPG
ここまできたら、裏側に伸びている配線を引き抜いてやればいい。
この時、無線LANの配線はわりと簡単に外せるが、画面部分の配線はまず裏側から押し上げるようにして端子を引き上げ、端子が表の方に出てからフックを外しつつケーブル全体を外していくという流れが必要なのでやや手間がかかる。
また、この状態でディスプレイ部分の角度を直角になるくらいにしておくと、ディスプレイ全体を引き抜く作業がしやすくなる。
ここまでの作業で画面部分の配線を裏側から見るとこうなっているはず。
IMG_0217.JPG
赤線で塗った部分が配線にあたる。これが表から回ってきている根本にもフィルム状のカバーがあり、そのままでは端子が表に出せないのでとりあえず外す。
IMG_0218.JPG
そして端子が表に見えたら、あとは表側の配線をフックから外しつつ引き抜いていけばいい。
それからディスプレイ部分そのものを引き抜くようにして外せばひと段落。
IMG_0220.JPG
外したディスプレイ部分はとりあえずのけておいて、予め準備しておいた替えのディスプレイを接続してちゃんと映るかどうかテスト。
IMG_0221.JPG
結果はOK。このまま使ってもいいが、色が違うのが嫌なので枠を外して入れ替えをすることにしよう。

枠を外すにはまず隠れているねじを4本外し、周囲にかかっているツメを外していく。
IMG_0223.JPG
ねじはゴムのカバーで覆われていて、それを取った状態がこちら。両面テープで貼られているだけなので隙間からすくい上げるようにしてやればいい。
をつけた部分にねじがあるので外す。後はツメがかかっているだけなので、継ぎ目からこじ開けるようにして外していく。個人的には左下の角からがやりやすかった。
この周囲のツメはある程度慎重に作業してもツメがかかる部分がいくつか破損してしまうほど脆い作りになっている。作業が全部終わってから外観を確認しても壊れたとは分からないので気にするほどではないかもしれないが、破損はないに越したことはないので。

上記の作業で表面の枠が外れ、画面部分がむき出しになってきた。
IMG_0225.JPG
これを見ると無線LANの配線は枠だけにかかっているのが分かる。画面内部にまでつながってなくてよかった。
画面そのものは固定金具の所に2本ねじが留まっているだけなので、これを外すと丸ごと枠から外れる。
この時配線がつながっている基板が下部にあるので、配線だけ外してもいいし基板ごと外してもいい。
基板そのものは枠にツメでひっかかっているだけなのでそれほど難しくはないはず。
これで固定金具ごと画面部分全体が外せるので、交換用のディスプレイも同じように枠を外して入れ替え、あとは上記の工程を逆に辿っていけば作業が完了する。

この機種はディスプレイの枠の部分の構造がわりと単純だったので分解は予想よりしやすかったと思う。
あとは割れた液晶部分をできるだけ分解し、いわゆるバックライトがどこにあるかを探ろうと思う。しかし記事が長くなったので一旦ここまで。
タグ:PC分解
posted by ストン at 22:12| Comment(2) | TrackBack(0) | PC
この記事へのコメント
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NEC LL550/T 分解記録
感謝 感謝 感謝
Posted by タカイ at 2014年06月21日 18:23
大変参考になりました。
これがなかったら作業がすすみませんでした。
Posted by hassy at 2015年11月08日 18:09
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